7月はライブ本数はそれほど多くなかったのですが、かなり内容の濃い月になりました。中旬にTokyo Brass Art Orchestraのコンサート。自分は5年ぶりの参加でした。メンバーは個性豊かな手練れぞろいでしたが、リハーサルでアンサンブルがどんどん磨かれていくのもワクワクしたし、本番にエネルギーを一気に注ぎ込んだ音楽が爆発するような感覚も味わいました。普段、弦楽器中心のアンサンブルが多いので管楽器のパワーにはやっぱり圧倒されましたね。来年の計画もすでに動き出しているようです。
そしてその後は現代タンゴの巨匠、パブロシーグレルさんと、パーカッションのヤヒロさんとのトリオで西日本と東北を5か所、東京のコットンクラブと軽井沢ジャズフェスティバルではギターの鬼怒さんとバンドネオンの北村君とで演奏しました。各地で多くの方にお世話になり感謝しています。
パブロさんの演奏は相変わらず信じられないほど強力で、年々凄みを増しています。美しい音色のフレーズは手裏剣や鞭のように飛んでくるし、和音はときどき目の前に隕石のように落ちてきます。こちらも相当強い意志を持って演奏しないと、会話になりません。小細工は全く通用しないのです。トリオでの自由度の高い演奏ではとくにそうかも。でも、以前よりはだいぶ同じ言葉で話せるようになってきたかな、と思っています。なのでこれから先がますます楽しみです。この後は今月8月にトリオで名古屋と静岡、5人編成で渋谷で演奏しますのでぜひお越しください。
先日27日にはバイオリン喜多直毅さんとのDUOで演奏しました。このDUOは、年内にレコーディングを予定しており、そこに向けて喜多さんがアレンジした曲を演奏しています。喜多さんの作編曲は、様々なシーンがつながっていて映画を見ているかのようです。ベースとバイオリンでつむぐ物語。自分の発想の枠を超えた表現ができたらいいなと思っています。10月にまたライブを計画しています。
さて今週末4日土曜日は渋谷Jzbratで、三枝伸太郎orquesta de la esperanzaのライブがあります。今回はパーカッションの岡部洋一さんをゲストに迎えた10人編成です。超楽しみです。強力な新曲がありますのでこのブログ書き終わったら勉強しなくてはいけません。こちらのグループも2ndアルバムのレコーディングを控えています。
前回の投稿でも書きましたが19日には23人の第九。これももっと練習しないと。。
23日は、大柴拓ensemble para furoresの第2回公演。今回は音楽のみの公演です。新曲が色々ありますが、まだ数曲作曲中とのこと。ドキドキです。
長くなってしまいますが9月のライブについても少し。
まず7,8,9と、綾戸智恵さんのツアーで、名古屋、大阪、鈴鹿へ行きます。今回は初めてギターの鈴木直人さんとのトリオで回ります。初めての組み合わせでどんなことになるか、楽しみです。
12日は名古屋ブルーノートに、野崎良太のHIZURUプロジェクトで出演します。CDやアナログは、saxの栗原さんが描いた鶴の絵が素敵なジャケットでおなじみ、箏と尺八をフィーチャーしたグループで、翌日には、京都の貴船神社、翌週19日には渋谷jzbratへ出演します。なかなかレアな企画なのでぜひこの機会をお見逃しなく!
さて、それから最後になりますが15日土曜日に成城学園のcafe beulmansで久しぶりにソロライブをやります。こちらのお店で今の状態の楽器弾いたら気持ちいいだろうなぁと思います。ぜひお越しください。
あー最後は宣伝ばかりになってしまった。でももちろんここに書ききれなかったほかのライブもぜひ!よろしくお願いいたします。
皆様もくれぐれも体調に気を付けて、無事にこの夏を乗り越えましょう!