楽器にとっては

あまりうれしくないじめじめした季節になりましたが、毎日元気に演奏しています。

この2か月半ほど、さまざまなライブやお仕事がありましたが、特にこの間、ビッグバンドや、3大バイオリンコンサート、吉田篤貴Emo strings、坂東玉三郎コンサートといった、大きな編成の本番が多かったです。とはいえ一つとして同じ編成はなかったし、演目もクラシックからジャズ、ロック、シャンソンなどなど、とにかく幅広いジャンルの音楽を演奏してきました。そんな日々の中で、ふと、楽器編成の大きさって、乗り物の大きさに似てるかもなーと思いました。デュオくらいだと例えば軽自動車。小回りが利きます。4,5人編成くらいだとワゴンくらいかな?細い道に入るときには注意が必要。さらにストリングスやホーンセクションとかが入ると、ダンプカーとか。運転したことないけど、機敏な動きはかなり難しいのでは。ベースの役目はそれらを操縦するようなもので、編成が大きくなるにつれ、シンプルに、はっきり伝わる演奏で全体を支えたり、音楽の方向を示す必要があるんだと思います。この2か月半は、編成は大きくともベースは一人だったので、責任も大きいけどやりがいも大きく、とても充実した経験をさせていただきました。

さて、そんな中、今週末は昨年も参加させていただいたTokyo Brass Art Orchestraの公演に参加させていただきます。今年は、主宰の渡邉さんが拠点としているアメリカネブラスカ州の大学から、作曲家、ピアニストのTom Larsonさんをお招きして、その作品を取り上げます。詳しくはスケジュールの方をご覧ください。またそれに先立って、19日はTom Larson Groupとして、町田のInto the blueというお店で小編成のライブも組まれています。是非お越しください。

大分更新が遅くなってしまいましたが、7月のスケジュールもアップしました。
7月初めには坂東玉三郎さんの京都南座でのコンサートがあり、翌週には、藤本一馬カルテットとして、Motion blue Yokohamaに出演します。一馬君、林正樹、とのFLOW trioに、ECMよりご自身のトリオで作品を発表しているドラムの福盛信也さんというメンバーです。FLOW trioの世界がどんな風に広がるのか、とても楽しみです。お見逃しなく。

中旬には、クアトロシエントスで韓国に行ってきます。毎年この時期に企画されるコンサートで、ピアソラも演奏するし、タンゴダンサーとの共演もある盛沢山なコンサートです。素晴らしいホールと、お客さんの前で演奏できるのが毎年楽しみです。

30日(火)には渋谷Jzbratにて、三枝伸太郎Orchesta de la Esperanzaの2ndアルバム発売記念ライブがあります。レコーディングしたのは昨年10月だったので、ついにリリース!という感じです。前作も素晴らしかったですが、今回のアルバムはさらにすごいことになってます。メンバー皆多忙な人たちなのでなかなかライブできません。この機会にぜひ生で聴いていただきたいです。

そして少し先ですが、8/19(月)に桜新町NEIGHBORにて、リーダーライブやります。鈴木よしひさ(gt)、勘座光(dr)のお二人と、2度目のライブです。前回はパットメセニーの曲を中心にお届けしましたが、次回はオリジナルも増やし、もう少し幅を広げてお届けしようと思っています。ご予約お待ちしております。

ではまた。

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